【 和風じゃぱん 】〜日本の小説を語った夜
銀座のソニービルが立て替えとのことで、いま、ある書店が主催者となって、連続の「さよならイベント?」が行われてます。
どれも、かなり面白い組み合わせでの対談が開催されているようです。
その一環で、わたくしの大好きな(メンターでもある )T 先生が、ゲスト対談に出演すると言う知らせを聞いて、即、即、駆けつけました。
超満員の会場!
スゴイ人気!
気になる対談のお相手は、岩波書店のチャーミングな、しかも凄い実績を持つ敏腕女性編集者(かっこいい〜!)
対談で彼女は、「T 教授と、某 国立大学時代で、出逢ったから今の編集者の私がある! あれで私の運命が変わった!」としきりに…
そんなふうに、T 教授は多くの若い大学生の運命を決定づけていってるのでしょう(笑)
そして、T 先生のゼミの学生は出世した人がものすごく多い!
今夜の会だけでも、テレビ朝日の報道ステーションにレギュラーで出ている学者のK氏や、東京国際映画祭で評価が高かった若い映画監督K氏、超有名な女性の写真家や.キュレーター、様々な分野の大学教授の面々……
その誰もが自然に集まって、違和感もなく楽しげに親睦会で喋っている。
その光景を、幸せな気持ちでぼんやり眺めている自分に気づきなんとなく不思議で満ち足りた気持ちになる。
今の世の中に対して やり切れない強い怒りも持ちながら、こうやって永遠に途絶えないコミュ二ティーの要となって、それぞれの人々に強烈な記憶を残しながらも、飄々と素敵に生きている高橋先生とは、極めて貴重で稀有な存在。
そういう独特のダンディズムを貫いてるカッコいい男性、 憧れます!
早稲田大学の教授時代は、あの社会学者のカンサンジュと 人気を二分していたほどの、伝説の 超人気大学教授だったのも 頷けます。
また、お茶目な一面も持っていて…昨夜も、超 至近距離も構わず、一心に教え子にカメラを向ける高橋先生。
思わず周りは、そんな微笑ましいT 先生の方にカメラを向けてしまう(笑)
先生の見ているこちらが 、ハッとするような少年の心も今だ健在です!
会話の内容は、岩波の出版編集の裏話や、数年前から毎月お話しして頂いてるアカデミック宮沢賢治論からの流れで、現代の政治、美術、夏目漱石、映画、などなど語り始めるとエンドレスに盛り上がり、いつものように終電ギリギリで 名残惜しいままの お開き。
今夜もまた、新しい刺激と出会えた素敵な夜でした。